[短歌] ハレとケ

狂ってる俺などおいて先にゆけ 狂ってるお前たちがその先にゆけ

呪いとは鼻歌混じりに口遊み此の身に一番馴染んだ祈り

ゴーストが囁くのよと アコヤガイの中身はとっくに工場へ行き

魔の山に登ってみたいと心して C4出口は今日も人混み

災いを招いて転じて福となす 例えば苦いエスプレッソ

ハレとケを日々繰り返し美しい花占いで週末を視る